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【貿易用語集】フリータイムをやさしく解説!デマレージとの違いも

貿易用語集
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フリータイムってなに?貿易初心者でもわかるやさしい解説

海外との取引で欠かせないコンテナ輸送。そんなときによく出てくるのが「フリータイム」という言葉です。はじめて耳にした方は、「何がフリーなの?」「お金かかるの?かからないの?」と疑問だらけかもしれません。この記事では、貿易実務が初めての方でも安心して理解できるように、やさしく丁寧に「フリータイム」について解説していきます。

フリータイムとは?簡単に説明するとこういうこと!

フリータイム(Free Time)とは、コンテナを港で借りてから返却するまでの間、追加料金なしで保管や使用ができる“無料期間”のことです。

たとえば、輸入コンテナを港から自社倉庫へ運び、荷物を取り出して空になったコンテナを港へ戻すまで、だいたい5日~7日間のフリータイムが設定されていることが多いです。

フリータイム中にやるべきこと

フリータイム内に、次の作業を終える必要があります:

  • 港でコンテナをピックアップ(引き取り)
  • トラックで自社や倉庫に運搬
  • コンテナの中身を取り出す(デバンニング)
  • 空のコンテナを港に返却

この作業がフリータイムを超えると追加料金が発生してしまうので、スケジュール管理がとっても大切です!

デマレージとディテンションの違いは?

フリータイムが終わった後に発生するのが「追加料金」です。よく出てくるのが次の2つ:

  • デマレージ(Demurrage): 港にコンテナを置きすぎた場合の保管料
  • ディテンション(Detention): 空コンテナの返却が遅れた場合の延滞料

つまり、フリータイムを守らないと、

港での保管 → デマレージ発生!

返却の遅れ → ディテンション発生!

となるのです。

フリータイムに関するよくあるQ&A

Q. フリータイムって延長できるの?

A. 船会社によっては事前申請で延長が可能な場合もあります。ただし、追加料金がかかるケースが多いです。

Q. フリータイムに土日祝日は含まれるの?

A. 通常はカレンダーデー(暦日)**で数えるため、土日祝もカウントされます。ただし、特約で営業日カウントになることもあります。

 

Q. コンテナを早く返したら割引になる?

A. 一般的にはなりません。ですが、船会社やフォワーダーとの交渉で、条件が変わることもあるので確認してみましょう。

フリータイムを上手に使うコツ

  • スケジュールを事前にしっかり立てる
  • 荷受け体制を整えておく(特に大型荷物)
  • 荷降ろし後は速やかに空コンテナを返却
  • 万一間に合わない場合は、早めに延長交渉する

まとめ:フリータイムを理解して、賢くコスト管理しよう!

フリータイムは、輸入・輸出業務での時間とコストを管理するうえでとても大切な考え方です。「なんとなく」使ってしまうと、思わぬ追加料金が発生してしまうことも。

今回の記事で、

  • フリータイムの基本的な意味
  • デマレージ・ディテンションとの違い
  • よくある疑問や対応方法

が理解できたと思います。

その知識は、通関士試験の勉強や、実際の貿易実務にも必ず役立ちますよ!

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