クーリエと航空便ってどう違うの?
「クーリエってDHLのこと?航空便とどう違うの?どっちがいいの?」
貿易や海外取引に初めて関わると、配送方法の違いに戸惑う方が多いです。この記事では、貿易未経験の方でも理解しやすいように「クーリエ」と「航空便」の違いをやさしく解説します。
さらに、フォワーダー(貨物利用運送事業者)を利用することで得られるメリットや、よくある疑問にもお答えします。
クーリエとは?|DHLやFedExなど国際宅配サービスのこと

クーリエとは、DHL、FedEx、UPSといった国際宅配便サービスのこと。いわば、国際版の宅急便です。
特徴
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小口・少量貨物向け(書類や試供品など) 
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簡易通関制度により、通常の通関手続きが不要な場合あり 
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発送から配達まで、すべて一括で手配可能 
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荷物追跡もリアルタイムで可能 
たとえばこんなときに便利!
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海外の取引先に契約書の原本を送りたい 
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展示会用のサンプル品を急ぎで送りたい 
航空便とは?|一般的な国際輸送手段でフォワーダー手配が基本

航空便とは、エアカーゴ(航空貨物)とも呼ばれる、商業輸送の基本的な手段です。
通常、フォワーダーという物流の専門業者に手配を依頼します。
特徴
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商業貨物の輸出入で広く利用 
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通関手続きが必要(簡易通関不可) 
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運賃は貨物の大きさ・重量により変動 
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航空会社の貨物スペースを利用 
こんな場合におすすめ!
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定期的な商材や商品の輸出入 
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数百kg〜数トン規模の貨物 
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輸出入に関する書類対応が必要な場合 
クーリエと航空便の違いを一覧で比較!
| 比較項目 | クーリエ | 航空便(フォワーダー手配) | 
|---|---|---|
| 主な用途 | 書類・小口荷物 | 商業貨物・大量輸送 | 
| 通関手続き | 簡易通関 | 正式な通関が必要 | 
| 配送スピード | 速い(ドア・ツー・ドア) | 航空便は速いが、手配や通関で時間がかかる | 
| コスト | 割高(小口に最適) | 重量が増えるほど割安 | 
| 手配方法 | 直接ネットや電話で簡単 | フォワーダーに依頼 | 
クーリエのメリットと注意点|個人でも使いやすいがリスクも
クーリエのメリット
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少量の荷物を手軽に国際配送できる 
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通関・配達まで一貫対応してくれる 
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リアルタイム追跡で安心 
クーリエの注意点・リスク
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関税が予想以上に高くつく場合がある(関税後払い) 
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商業貨物として大量に送ると税関で止まることも 
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費用が高くつきやすい(特に重量物) 
フォワーダーに航空便を手配してもらうメリット
フォワーダーは、国際輸送や通関を一括してサポートしてくれる専門業者です。
メリット
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航空会社の便やコストを比較して最適な輸送ルートを提案 
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輸出入に必要な書類(インボイス、パッキングリストなど)の作成をサポート 
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トラック輸送・海上輸送との複合一貫輸送も可能 
特にこんな人におすすめ
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はじめて輸出入を行う人 
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商業貨物を定期的に扱いたい中小企業 
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通関に関する知識が不安な人 
よくある質問(Q&A)
Q1. EMSとクーリエはどう違いますか?

EMS(国際スピード郵便)は、郵便局が提供するサービス。クーリエは民間会社(DHLやFedEx)によるもので、追跡精度や対応力がより高いのが特徴です。
Q2. 個人でも航空便を使えますか?

可能ですが、通常はフォワーダーを通して手配する必要があります。直接の手配は難易度が高めです。
Q3. クーリエでも関税はかかりますか?

はい。特に商業用や高額な貨物には関税・消費税が課されます。申告漏れや誤りがあると通関で止まることもあります。
まとめ|少量ならクーリエ、ビジネス用途ならフォワーダー航空便がおすすめ!
クーリエと航空便の違いを理解することで、目的や状況に応じた最適な輸送手段を選べるようになります。
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書類や試供品のような少量の急ぎ荷物はクーリエ 
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商品や商材のような正式な貿易には航空便+フォワーダー 
「何をどこに、どのくらい送るのか?」を基準に考えれば、輸送トラブルのリスクもグッと減ります。
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